2011年10月31日月曜日

第5回  -情報プロダクト中間発表-

10月31日☀
今日は情報プロダクトの中間発表でした。
今日はSIIの久米さんも講評のために来ていただきました。


今日の発表内容です。
①パワーポイントによる発表 → 3分以内
1. テーマ、グループ名、メンバー名、提案概要
2. 代表的なフォトエッセイ
3. 代表的なフォトダイアリー
4. フォトエッセイとフォトダイアリーからの気付き
5. デザインコンセプト → ユーザーにとって嬉しい価値
6. 対象ユーザーとシナリオ
7. シーンスケッチ
8. プロダクトスケッチ(3点程度あるといい)
②アクティングアウトによる発表(1分程度)
1. プロダクトのペーパープロトタイプを使用
2. 背景にはシーンの写真や動画を投影












久米さん、安藤先生、横溝先生、山崎先生、各グループの代表の子からポストイットでコメントをもらったと思います。もらったコメントは必ずしも取り入れなければいけないわけではなく、次のアイデア展開に活かしていきましょう。

TAからのコメントとしてはみんな発表時間内に終わることができていたことがとても良かったと思います。練習している雰囲気が伝わってきました。アクティングアウトも面白かったです:) 
ただいくつかのグループは、アクティングアウト用のムービーが再生できなかったり、写真が別のデータになっていたりといった不備があって不本意に終わっ てしまったかと思います。データが完成したらちゃんと動作確認をしておきましょう。あと当日はいざといときのためにUSBにデータを入れて持ってきましょう。
他のグループの発表を聞いて、自分たちがやってきたことをどうやって載せるといいのか、スライドの内容の見せ方は勉強になったと思います。ただ文章やスキャンしたデータをポンと載せるだけじゃなくて、どうやってそのコンセプトが導き出されたのか、簡単でいいから図式化していると分かりやすくていいと思います。
11月末には情報プロダクトの最終発表があるので、間際になって慌てないように、グループでやったことを毎授業ごとにまとめておきましょう:)

2011年10月24日月曜日

第4回 -シャッフルディスカッション-

10月24日☁
暑いんだか涼しいんだか、よく分からない天気ですね。
着るものに困ります。。
風邪引かないように気をつけましょう(^^)


今日は最初にリフレーミングをやりました。

リフレーミング(reframing)とは、ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を、枠組みを外して違う枠組みで見ることです。
リフレーミングには「状況のリフレーミング」と「意味のリフレーミング」の2つあり、まず一般的に考えられている状況と意味を書き出します。書き出したらその一般的に考えられている枠を外して、違う枠組みを当てはめて考えてみましょう。というものです。

今回は目覚まし時計をテーマにやりました。

先生のアイデア。


アイデアに行き詰まったらこういうやり方もあるよ、ということでした。



授業にもどり、今日はまず宿題だったシーンスケッチの発表から。




各自発表を終えたら、グループ内でいいなと思ったアイデアを5つ程度に絞りました。


5つ程度アイデアを絞ったあとは、シャッフルディスカッション。
リーダーがグループのアイデアを持って隣のグループに移動して発表し、意見を聞いて回ります。今日は3巡しました。リーダーはいいプレゼン練習になりましたね(^^)







シャッフルディスカッションで他のグループからもらった意見は必ず取り入れなきゃいけないものではなく、あくまで一意見として聞いておきましょう。いずれ発表したときに質問される可能性はあるかもしれないです。





次回は情報プロダクトの中間発表ですが、発表の最後にはペーパープロトタイプを使ったアクティングアウトをします。

○ペーパープロトタイプ作成の注意点
・少し大きめにつくること
・白黒、ペンは太いもの
・印刷したものは使わず、手書きで
・糊やホッチキス、はさみなど身近な道具を使って手早くつくること


○デザインコンセプトについて
・魅力性と新規性を大事に!
①対象ユーザーにとって魅力的なコンセプトになっているか?
・ユーザーにとって、嬉しい体験になっているか
・自分がユーザーの立ち場になって考えてみたとき、使ってみたいもの?
②これまでにない新規性のあるコンセプトやデザインになっているか?
・リフレーミングを試してみましょう!
・似たようなアイデアがないかどうか、ネットを活用して調べておく
③デザインコンセプトの注意点
・フォトダイアリーとフォトエッセイとつながっているか?
・コンセプトの言葉は、ユーザー目線の言葉になっているか?
・コンセプトは5つぐらい挙げる


繰り返しですが、来週は情報プロダクトの中間発表です。
発表内容
①パワーポイントによる発表 → 3分以内
1. テーマ、グループ名、メンバー名、提案概要
2. 代表的なフォトエッセイ
3. 代表的なフォトダイアリー
4. フォトエッセイとフォトダイアリーからの気付き
5. デザインコンセプト → ユーザーにとって嬉しい価値
6. 対象ユーザーとシナリオ
7. シーンスケッチ
8. プロダクトスケッチ(3点程度あるといい)
②アクティングアウトによる発表(1分程度)
1. プロダクトのペーパープロトタイプを使用
2. 背景にはシーンの写真や動画を投影



発表時間は、発表3分、アクティングアウト1分です。
22チームいるので、時間厳守でいきます!よ!
時間内で終わるように、各グループ練習しておきましょう(^^)

2011年10月18日火曜日

第3回 -フォトダイアリーとフォトエッセイ、気付きのグルーピング、アイデア展開-

10月17日 ☀/☁
まだまだ暑い日が続きますね。

まずはグループで各自の宿題だったフォトダイアリーとフォトエッセイの発表。





各自の発表を聞いて気付いた「発見」と「事実」に分けてポストイットに書き出していきます。あとでアイデア展開をするときに、事実と発見を混同させないためです。


ポストイットに書き出したら、KJ法でグルーピングをしてキーワードを抽出します。


ポストイットに書き出すとき、まだシャーペンで書いている人がいますが、太いペンを使って、できるだけ大きく書きましょう。


アイデア展開について
グルーピングしたキーワードを元にアイデア展開をしていきます。
ポイントとしては
・具体的に見えるものにしていく
・「いつ、だれが、どこで、どんなよいことがあるのか」のシナリオを書いてみる
・特に「どんなよいことがあるのか」が重要
・シナリオができたら、シナリオの文章を絵にしてみる=シーンのスケッチ
・シーンスケッチ=文章+絵
・シナリオを書く前に誰のためのシナリオなのかを明確にする=対象ユーザー
・シーンスケッチ=どんなふうに使っているのかなっていうのがわかるもの
→そこ(シーンスケッチ)からまたアイデアが浮かんでくる



来週までの宿題
①各自テーマに添ったシナリオを3つ以上作る
・いろいろなアイデアのシナリオがあるといい
②そのシナリオのアイデアスケッチ
・各シナリオごとに2点以上=6点以上のスケッチ
・ペンやマーカーで書くように
・A4以上の白い紙に描く


アドバイス
初めてやることばかりで分からないことも多いと思います。授業中は先生もTAもいるので「分からないまま」にせず、理解して納得できるまで随時質問してください。
また2週間後は「情報プロダクトの中間発表」です。自分たちがやったことは必ず写真をとっておきましょう。ポートフォリオに載せる材料にもなるし、自分たちのプロセスを振り返るときにも役に立ちます。

(上田)

2011年10月4日火曜日

第2回 -テーマ決めと調査計画-

10月3日(月)☁ 急に冷えてきました。風邪引かないように気をつけましょう:)

今日の内容
1)宿題だったテーマシートを各自発表してテーマの設定
2)テーマに関する調査の計画

まずはテーマ設定。
各自やってきたテーマシートを発表して、グルーピングしてテーマを発表します。
 
いくつかのグループは全員立って全員のシートを見渡していて、いい姿勢だなと思いました。
シートに書く時も、シャーペンや鉛筆じゃなくて太めのサインペンで書いていると遠目からでもとても見やすいです。

今のところ上がっているテーマ
・女子大生5人で夜がきれいに見える広場で天体観測
・大学生が長期の休みを利用して初めて行く京都で思い出作りを楽しむ
・大学生が夏休みに京都で今とは違う風景を楽しむ
・旅で見つけた生物をバーチャル空間で飼おう
・子供が友達と遊ぶとき近所でゲーム感覚で遊ぶ
・満員電車で場所をとらずにメディアを楽しむ
・慣れない場所に行って迷子になった時でも他の人と情報を共有して迷子でも楽しめるようなものを提案
・買い物も料理も楽しみたい!
・学生が休日に散歩で公園に行き、散歩中に見た景色を画像に残す
・運命の人を探す旅
・学生が連休を利用して遠出して楽しい思い出を作り、記録する
・観光が好きな人が富士山登山中に他人と景色を共有して互いに様々な景色をみることができる
・星を眺めるための旅
・ドライバーが車内で気分転換するときの楽しみ
・学生が長期休みの間に自転車で日本各地の新しい発見を探す旅に出る
・旅行好きの夫婦が海外の旅行先で写真を撮りながら楽しむ
・孫のいる老人が遊園地などで孫とより深いコミュニケーション
・友人を軽トラの荷台に乗って田舎の風景を眺める旅の提案
・1人で下校中時間に余裕があるときに途中の駅で新しいモノを探す
・自分が思い出に残したいと思った時にその場所で写真を撮り地図上で写真と場所を再確認できる
・一人旅をしている人が旅行先でリアルタイムで風景を写せる
・怖いもの好きの人が心霊体験や恐怖体験をしながら夜道を楽しむ



後半はテーマに関する調査についての説明です。
フォトダイアリーとフォトエッセイは各自の宿題になります。
フォトダイアリーは自分の生活の様子を一定時間で切り抜くもの、フォトエッセイはテーマについて文章に書き起こして自分自身を振り返ってみるものです。
 


次回までにやってくる課題。
①各グループ、テーマを決定すること
まだ少しあやふやなグループは具体的にしておきましょう。

②フォトダイアリーとフォトエッセイ(各自)
フォトダイアリーは30分おきに自分の一部を含めた写真を撮り、模造紙に貼り付けて着ましょう。
フォトエッセイは「グループのテーマ」もしくは「旅している(移動している)ときに幸せだと思うこと」をテーマに、その写真2枚と、なぜその写真が自分にとって幸せなのか、自分自身の経験を振り返ってみて文章にして書いてきましょう。

③テーマに関連する調査の実施(グループ)
テーマで対象になっている人を見つけてインタビュー調査をしたり、場所へ行って観察したり、関連がありそうな既存製品を調べてきましょう。既存製品の調査では、時間があったら実際に製品化されていないもの(コンセプトデザイン)も調べられるといいと思います。


来週10月10日は体育の日なのでお休みです。
次回は2週間後の10月17日です。

(上田)